ダイエットのためには運動することも必要ですし、食べすぎの場合は食事の量を減らすことも必要です。
どちらを優先させた方が効果が向上しやすいのかは、遺伝子が関わっています。
遺伝子タイプにより、運動したほうが効果が出やすい人と、食事制限のほうが効果が出やすい人に分かれます。
それぞれ異なってはいるものの、女性の場合、生理の周期によって運動と食事制限に取り組むべき時期が判明しています。
生理が来てから、次の生理が来るまでの間の排卵までの時期には、女性ホルモンである「エストロゲン」が多く出され、排卵から次の生理までの時期には、これも女性ホルモンである「プロゲステロン」が多く出されます。
エストロゲンには内臓脂肪を減らす働きがあるため、有酸素運動を行うと効率よくダイエットできます。
一方、プロゲステロンには皮下脂肪を増加させる働きがあるため、脂肪合成も進行しやすいので、運動量と食事量を変えなかった場合、体脂肪が増えやすくなります。
運動しても効果的に体脂肪を減らすことが難しいので、食事量を減らすことにより体脂肪の増加を抑制することがダイエットの中心となります。
このように、女性ホルモンが出される時期に合わせてダイエット方法を変えるのは、「階段状ダイエット」と呼ばれています。